我が家では「リビング階段」を採用しています。リビング階段とはその名の通り、階段がリビングにあるデザイン。注文住宅でたくさん採用する方がいらっしゃいます!
今回はリビング階段に取り付ける「扉」についてお話したいと思います。
リビングに階段がある場合、そこに扉を付けるか付けないかは、賛否両論、意見が分かれます。
ちなみに我が家は今年注文住宅を建てましたが、その際にリビング階段を採用して扉もつけました。
リビング階段の扉を実際に使って感じたメリットやデメリットを中心に、リビング階段の「扉」はいるのかいらないのかについてもお話します!
これからリビング階段を新築に取り付けようと考えている人は、是非今回の記事を参考にしてくださいね。
1.我が家ではリビング階段を採用
我が家では今年2月頃にマイホームを建てて、リビング階段を採用しました。階段を付ける場合「リビング」「廊下」「玄関」のどれかに取り付ける事がほとんどだと思います。
我が家では妻と話し合った結果、「リビング」に階段を付ける事に決定しました!
その理由は将来、子供が心配だから。
二階に子供部屋があり廊下や玄関に階段がある設計だと、おそらく家に帰ってきても親と顔を合わさずに、すぐに二階に上がっていくと思います。
これから中学・高校と思春期になれば、会話は減っていくだろうし、少しでも子供の顔を見たいという親心からです。
リビングに階段があれば、嫌でも顔を合わせることになります。日頃から子供の様子や交友関係なども確認できます。
リビング階段には扉をつけた方がいい!
リビングに階段をつけるなら、「扉」は付けた方がいいです。
何故かと言いますと、そうする事でリビング階段の弱点を克服してくれるから。
我が家でもリビング階段には「扉」を取り付けました。この扉があるだけで生活環境が大きく変わります!
2.リビング階段に扉をつけるメリット
先ほどリビング階段には「扉」をつけた方がいいと話しましたが、その理由はいくつかあります。
まずはリビング階段に「扉」をつけるメリットを見ていきましょう。
・エアコンが効く
・防音対策になる
・ニオイ対策になる
・小さい子供が二階にいかない
リビング階段に扉をつけるメリット1:エアコンが効く
階段とリビングを扉で仕切ると、リビングのエアコンの効き方が全く違います。
暖かい空気⇒上へ
冷たい空気⇒下へ
階段が筒抜けになっていると、特に冬場エアコンの暖かい空気が上に逃げていきます。そのせいでいつまで経っても温まらない状況になります。
さらに扉がないとエアコンが効きづらくなるだけでなく、エアコンが無駄に稼動するため電気代が高くなります!
リビング階段に扉をつけるメリット2:防音対策になる
我が家では一階がリビングで二階が寝室です。このような設計の家庭も割りと多いかと思います。
この場合、一階のリビングで子供が騒いでたり、大音量でゲーム、テレビをつけていると、二階まで音が漏れてきます。
しかもかなりウルサイ・・。我が家では妻が大音量でリビングで「ゲーム」をするのですが、扉を開けとくと寝れません。扉を閉めておけばほとんど聞こえなくなります。
この扉が閉まっているだけで、ほとんどリビングからの音は聞こえなくなります!
扉を付ける事でこのような防音対策にも繋がります。
リビング階段に扉をつけるメリット3:ニオイ対策になる
最近の家はほとんどが、リビングとキッチンがくっ付いてるタイプ。キッチンでニオイの出る料理をすると、階段を伝って二階までニオイが上がってきます。
ニンニク料理やお肉を焼くと二階まで臭くなります。しかも二階はニオイが篭もりやすい!
リビング階段に扉を設ける事で、臭いを階段部分でシャットアウトできます。
リビング階段に扉をつけるメリット4:小さい子供が二階にいかない
小さいお子さんがいる家庭においても、リビング階段の扉は強い味方になります。
リビングに階段があると、子供って目を離した隙に上ろうとします。これ本当に危ないです。
扉を一枚つけておけば、小さいお子さんであれば扉を開けられないので二階に上る事が出来なくなります。
室内で猫を飼っている場合は、猫を二階に上げない対策にもなります。
3.リビング階段に扉をつけるデメリット
続いては、リビング階段に「扉」を付けるデメリットを見ていきましょう。
扉は便利ですが、ちょっとしたデメリットもあります。
・開け閉めが面倒
・開放感がなくなる
・費用が掛かる
・人の気配を感じづらくなる
リビング階段に扉をつけるデメリット1:開け閉めが面倒
毎日使う階段に扉がつけば、開け閉めが面倒に感じる事もあると思います。
慣れてしまえば気にならないですが、最初は少し面倒に感じるかもしれません。
リビング階段に扉をつけるデメリット2:開放感がなくなる
リビング階段が開放的に取り付けられた家って憧れますよね。
こういうイメージ。開放的で何よりオシャレに見えます。
扉で仕切りを作ってしまうと、閉鎖的になりオシャレな雰囲気もなくなります。
リビング階段に扉をつけるデメリット3:費用が掛かる
注文住宅の場合あまり気にしないかもしれませんが、ドア一枚をつけるだけでも費用が発生します。
しかも意外と高額なんですよね。
ドアのデザインにもよりますが、注文住宅で扉を増やすと5万円前後掛かります。
リビング階段にドアをつけるだけで、5万円が飛ぶ事になります。ちょっとしたオプション取り付けられる額ですよね。
リビング階段に扉をつけるデメリット4:人の気配を感じづらくなる
階段を降りてきたところに扉があれば、「階段を降りてきた人」「階段を上ろうとする人」お互いに相手の気配に気付かずぶつかってしまう恐れがあります。
これについては、続いての「扉をつける際の注意点」でお話します。
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4.扉をつける際の注意点
リビング階段に扉を取り付ける場合、いくつかの注意点を守らなくてはいけません。
取り付け方によっては、扉が逆に事故を招く事があるので、必ず目を通してください。
ちなみに僕はこの「注意点」をハウスメーカーさんに全て聞きました。
ハウスメーカーの担当者は非常に優秀な方だったので、こういった危険なポイントも全て教えてくれました。
デザインや機能性は十分説明してくれる担当者が多いと思いますが、こういった危険性なども説明してくれると有難いですよね。
・引き戸にする
・すりガラスを設置する
・すりガラスは扉の一部分に使う
一つずつ見ていきましょう。
扉をつける際の注意点1:引き戸にする
リビング階段の扉には「引き戸」がオススメです。これはドアを開けた時に人にぶつからないようにするためです。
開き戸で突然扉を開くと、扉の奥に人がいる場合、ぶつかってしまい怪我をする恐れがあります。
特に小さいお子さんがいる場合は危険度が増します。開き戸の場合はドアの「取っ手」があるため、勢いよく扉を開けると子供の頭や顔に、「取っ手」部分が当たる可能性が出てきます。
力加減にもよりますが、最悪の場合「大怪我」する事も考えられます。
扉をつける際の注意点2:刷りガラスを設置する
リビング階段の扉には必ず「すりガラス」を取り入れて下さい。階段に扉があると人の気配に気付かないため、誤ってぶつかる恐れがあります。
扉をあけた途端に人がいる事にびっくりして、転倒する可能性も考えられます。これも非常に危険ですね。
特に階段を下りてきた人は後ろに階段がある状態なので、倒れてしまうと階段に頭を打つ可能性があります。
すりガラスを入れておけば、人の気配を感じられるので安全です。
扉をつける際の注意点3:すりガラスは扉の一部分に使う
扉にすりガラスを入れる場合は、一部分に入れるのがオススメです。全体をすりガラスにした方が、相手の気配は感じやすいですがそれはNG。
全てをすりガラスにすると、ぶつかった時にガラスが割れる恐れがあるので危険です。
こちらは我が家のリビング階段の扉ですが、このように一部分にだけすりガラスを入れる事で、仮にブツかっても割れないようにしてあります。
5.まとめ
以上です。今回はリビング階段に「扉」を付けるメリット・デメリットと、我が家で実際に取り付けてみて感じた感想などをお話しました。
リビングに階段をつけるなら、「扉」はマストで必要だと思います。やはり「エアコンの効き」「料理のニオイ」「音」など扉がないと困ることが多いです。
実際にネット上の意見を見ても、リビング階段の人だと「扉をつけておけば良かった!」という意見が多かったです。
開放感が無くなったり、扉を開けるのが面倒など、小さなメリットはありますが個人的にはそこまで気にならなかったです!
「リビングに階段をつける場合は扉はマスト!」是非頭に入れておいて下さい。