洗濯で活躍する「ランドリールーム」は、取り付ける家庭が年々増えています。洗濯に関する作業を全て行なえるので、新築に取り付けると非常に便利です!
今回はそんな便利なランドリールームを新築に取り付けて失敗・後悔したポイントなどをお話します。
我が家での失敗例以外にも、ネット上で掲載されている情報も併せてご紹介します。
これからランドリールームを新築に取り付けようと考えている人は、是非今回の記事を参考にしてくださいね。
1.ランドリールームとは?
ランドリールームとは、洗濯に関する作業を一つの部屋で全て行なえる場所。
具体的に言いますと「洗濯機で洗う⇒洗濯物を干す⇒アイロン掛けを行なう⇒洗濯物を畳む」この一連の作業を行えます。
ランドリールーム内にて洗濯に関する一連の作業を完結できるため、無駄な移動がいらずスムーズに洗濯作業を進められます。
ランドリールームとサンルームの違いって?
今でこそ「ランドリールーム」が一般的になってきましたが、数年前までは「サンルーム」が主流でした。
サンルームも洗濯物を乾かすための部屋ですが、ランドリールームとの違いは一体何なのでしょうか?
ランドリールームがしっかり外壁に囲まれた「部屋」なのに対して、サンルームは壁がガラス張りなどで作られた簡易的な部屋です。
他の部屋と変わらず壁のある部屋。洗濯物を洗う、干す、畳むまで行なう作業スペース。乾かす時は除湿機、乾燥機などを使って乾かします。
ガラス張りで作られた簡易的なスペース。光を取り込み日光で洗濯物を乾かします。あくまでも洗濯物を乾かすためだけのスペースです。
ランドリールームは洗濯に関する作業を全て行なえるスペースです。普通の部屋なので、サンルームのような簡易的なスペースに比べて割高になります。
最近ではランドリールームを取り付ける家庭が増えています。
2.ランドリールームのメリット
続いては、ランドリールームを取り付けるメリットを見ていきましょう。
・洗濯物の作業が全て行える
・雨の日でも洗濯物が乾く
・洗濯物を見られずに済む
・花粉、PM2.5などを防げる
ランドリールームのメリット1:洗濯物の作業が全て行える
ランドリールームを適切な位置に配置すると、洗濯物の一連の作業を効率よく行なえます。
洗濯物の一連の作業が一つの部屋で行えるのは、時間短縮にも繋がるし何より便利です。無駄な行動をしなくて済むので、スムーズに洗濯作業が進められます。
ランドリールームのメリット2:雨の日でも洗濯物が乾く
ランドリールームがあれば雨の日でも関係なく洗濯物を乾かせます。
僕は以前マンションで室内干しをしていましたが、梅雨の時期は本当に乾かなかったです。丸1日干しておいても乾かない事はザラにありました。
しかり新築でランドリールームを使うようになってからは、洗濯物はほとんどが半日、厚手の物でも1日で乾くようになりました。
ランドリールームのメリット3:洗濯物を見られずに済む
リビングなどに室内干ししておくと、洗濯物のせいで見た目が悪くなるし、お客さんが来たら見られる心配があります。
ランドリールームと言う空間があれば、扉を閉めておくだけで切り離せるので、洗濯物が視界に入ってきません。
ランドリールームのメリット4:花粉、PM2.5などを防げる
外に洗濯物を干すと「花粉」「PM2.5」が付着します。これはアレルギー持ちの人や、小さなお子さんがいる家庭では気になりますよね。
ランドリールームがあれば室内干しがメインになるので、「花粉」「PM2.5」などは気にならなくなります。
3.ランドリールームのデメリット
続いては、ランドリールームを取り付けるデメリットを見ていきましょう。
・他の部屋が狭くなる
・将来無駄なスペースになる可能性がある
・配置次第では逆に手間がかかる
ランドリールームのデメリット1:他の部屋が狭くなる
ランドリールームは2帖~3帖のスペースが必要となるため、その分他の部屋が狭くなります。
広い家であれば問題ないかもしれませんが、そこまで大きくない家だと他の部屋のスペースを圧迫して作る事になります。
ランドリールームのデメリット2:将来無駄なスペースになる可能性がある
子供がいるからとランドリールームを設けても、将来子供が大きくなり家を出た場合、ランドリールームを使わなくなる可能性があります。
使わなくなれば完全なデットスペースとなってしまいます。
ランドリールームのデメリット3:配置次第では逆に手間がかかる
ランドリールームは「配置」が非常に重要です。どれだけ便利なランドリールームを作っても、その位置が悪いと逆に手間が掛かってしまい「使わなくなる」という事態になる可能性もあります。
4.新築にランドリールームをつけて失敗・後悔したポイント
続いては「新築にランドリールームをつけて失敗・後悔したポイント」をご紹介します。
様々な失敗事例を紹介するので、ランドリールームを作る際には参考にしてくださいね!
・ランドリールームを作らなかった
・二階に取り付けてしまった
・作業カウンター付け忘れた
・コンセントが足りない
・床が掃除しにくい
・ランドリールームが狭い
・ランドリールームが広すぎた
・除湿機をケチった
・勝手口を付け忘れた
・独立させなかった
失敗・後悔ポイント1:ランドリールームを作らなかった
ランドリールームに関する失敗でダントツで多いのが、ランドリールームを作ろうか悩んで作らなかった失敗談。
ランドリールームは絶対に必要なものではないので、金銭や間取りの問題で省く方がいらっしゃいます。
しかし後から利便性を知ると、「無理してでも作っておくべきだった!」という後悔に繋がります。
ランドリールームを作らない場合は、洗濯物をどこで干すのか決めておく事が大切です。
ボヤッとした状態にしておくと、後々後悔するので注意して下さい。
天井に収納できる竿をつけて 洗面所を少し広めにして エアコンも設置できるようにしたけど、やっぱり洗面所に洗濯物を干すと邪魔で、結局浴室乾燥してる。
ランドリールームは別に確保するべきだった。 これだけがちょっと失敗した点w
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おうち建てるときの失敗は、ランドリールームを作らなかったことだな。ベランダに干すからいいやって思って費用面でなくしたけど、やっぱ作れば良かった…
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マイホーム 完成し、、、
1番の後悔がランドリールームを作らなかったこと
ただの室内干し、、最悪です
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失敗・後悔ポイント2:二階に取り付けてしまった
ランドリールームは作業の効率化のために設置します。
2階に付けてしまうと脱衣所からの導線が遠くなってしまい、洗濯する度に1階と2階を行き来しなくはいけなくなります。
便利なランドリールームですが、動線が悪いと返って時間が多く掛かってしまいます。
「着替える⇒洗濯する⇒干す⇒しまう」
この動作は一階で全て完結できるようにするべきです。
二階にランドリールームも無理。洗濯物を二階に運ぶのは無理。
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洗濯しにわざわざ二階のランドリールーム行くのめんどいなあ
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失敗・後悔ポイント3:作業カウンター付け忘れた
これは我が家での後悔した話。ランドリールームを設けたのは良いけど肝心の「作業カウンター」を付け忘れてしまい、洗濯機の上で洗濯物を畳むはめになりました。
畳めない事は無いのですが、やはり作業台はあった方が便利だと思います。毎日アイロンをかける方であれば、ランドリールームの作業台は必須ですね。
私の理想のランドリールームは洗濯機(洗剤自動投入タイプ)、手洗いできる洗面台と作業台付き
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失敗・後悔ポイント4:コンセントが足りない
ランドリールームでは洗濯機用のコンセントは用意されています。しかしそれ以外にもコンセントは必要となるので注意しましょう。
まず洗濯物を干すとゴミやホコリが溜まるので、ランドリールーム内で掃除機を使う事は想定しておくべき。他にもアイロンや除湿機などのコンセントも必要となります。
これらを考慮した上で、使いやすい場所に必要な数量のコンセントを設置してください。
失敗・後悔ポイント5:床が掃除しにくい
ランドリールームは洗濯物を干したり畳んだりするため、意外と「床」にゴミが溜まったり汚れやすかったりします。
床の素材には「クッションフロア」を選んでおけば、掃除しやすいし、耐水性も備わっているのでオススメです!デザイン面を気にしてフローリングを選ぶと、後々お手入れがしづらく後悔する方が多いです。
失敗・後悔ポイント6:ランドリールームが狭い
ランドリールームでは、家族全員の洗濯物を干せるスペースが必要です。
4人家族であれば、最低でも2帖は欲しい所。2帖あればギリギリで洗濯竿を2本取り付けられます。
あまり狭すぎると、干した時の洗濯物同士の感覚が狭くなり乾き辛くなります。洗濯物が密着するのは避けましょう。
畳むスペースなども考えると、4人家族であれば3帖程度が一番使い勝手が良くオススメです。
我が家は、室内のランドリールームが狭いので干す数量に限りがあるから、ハンガー(タオル用と細いヤツと型崩れしない太いヤツ)、角形ピンチ、丸型ピンチの数とスペースを熟知したうえで洗濯しないと、干せないという悲劇が起こるわけで
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失敗・後悔ポイント7:ランドリールームが広すぎた
ランドリールームは一般的には2帖~3帖が良いとされています。
広すぎると他の部屋面積を圧迫するし、作業効率がかえって落ちてしまいます。広すぎると乾燥機の効きが悪くなり、洗濯物が乾きにくくなる可能性も考えられます。
子供が大きくなって家を出ることを考えても、あまり大きすぎる面積は必要ないです。
失敗・後悔ポイント8:除湿機をケチった
ランドリールームで洗濯物の乾燥効果を高めたいなら、「除湿機」はある程度良い物を選ぶべきです。
安くて性能が低い物を選んでしまうと、洗濯物が乾き辛くなる可能性があります。
ランドリールームでは正直、「日当たり」「風通し」などはそこまで気にする必要がありません。除湿機の性能さえ良ければ、洗濯物はカラッと短時間で乾きます。
失敗・後悔ポイント9:勝手口を付け忘れた
天気の良い日は外で洗濯物を乾かしたいですよね。そのためにはランドリールームに勝手口をつけておくと便利です。
ランドリールームで洗濯をしてから、そのまま勝手口から外に出て干せるからです。干す位置がランドリールームのすぐ横にあると、さらに便利です。
勝手口を付けないと、ランドリールームで洗った洗濯物を、わざわざ玄関から回り込んで外に干しに行かなくてはいけなくなります。
失敗・後悔ポイント10:洗濯物をしまう場所が遠い
ランドリールームで洗った衣類は、それぞれ決まった場所にしまっていきます。
その時にしまう場所までの導線を短くすると、洗濯作業がよりスムーズに行えます。
我が家では毎日使うような衣類、例えば「下着」「タオル類」などは、ランドリールーム横の脱衣所にしまっています。
他にも「仕事で使う衣類」「子供が保育園で使う衣類」など毎日使う衣類は、ランドリールームの側の1階のファミリークローゼットに全てしまっています。
このように導線を短くする事で、「しまう作業」を効率よく行なえるようにしています。
普段あまり着用しない衣類、例えば「週末のお出かけ用の服」などは、2階のウォークインクローゼットにしまうようにしています。
お風呂場の近くにランドリールームやファミリークローゼットを作っとくんだったー
出典:https://twitter.com/
ランドリールームは「洗う」「干す」「取り込む」「たたむ」「アイロンがけ」までを行う部屋ですが、「洗濯物をしまう」までが1か所で出来たら、最高ですよね!
我が家はスペースの関係で断念したけど次建てる機会があれば、やりたいなぁ
もしファミリークローゼットを作ろうと計画している人はぜひランドリールームと隣接できないか?を考えてみてくださいね。
出典:https://sumiko-house.com/laundryroom-regret#index_id3
失敗・後悔ポイント11:ランドリールームを独立させなかった
「洗面所兼ランドリールーム」「脱衣所兼ランドリールーム」というように、ランドリールームを一つの部屋にまとめる家庭がありますが、後から後悔する場合もあります。
理由としては、使い勝手が悪くなるから。
脱衣所や洗面所を誰かが使っている時は洗濯物を取り出せない、または洗濯物を干せない、という状況になります。
反対に着替える場合も、洗濯物が掛かっていると邪魔に感じます。
失敗・後悔ポイント12:照明の失敗
ランドリールームでは照明の付け方にも気をつける必要があります。洗濯物の真上に照明をつけると、洗濯物をかけた時に全体が暗くなってしまいます。
うちの賃貸のランドリールームの照明がですね、
なんと!洗濯物をかけるポールの上に、
照明が付いちゃっていて、
洗濯物をかけちゃうと暗くなりますチーン
ポール部分を外して、
かぶらない位置に照明を
付けて下さいね~
出典:https://ameblo.jp/yohaku-home/entry-12618727238.html
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5.まとめ
以上です。今回はランドリールームのメリット・デメリット、失敗や後悔するポイントなどをご紹介しました。
僕も新築にランドリールームを取り付けていますが、ランドリールームは非常に便利です。洗濯作業がスムーズに進められるし、梅雨や冬場でも洗濯物を室内で乾かす事ができます!
ただし配置の場所や造り方によっては、「失敗事例」も多く存在するので気をつけなければいけません。
是非今回の失敗・後悔するポイントを参考にして、使い勝手の良いランドリールームを作ってください!