新築に「和室」をつけるかつけないか悩むご家庭も多いかと思います。昔なら絶対必要であった和室ですが、最近では「いらない」と考える家庭も増えています。
ちなみに我が家では、注文住宅を建てる際にリビングに和室を取り付けました。
和室については賛否両論ありますが、我が家では取り付けて良かったと感じています。
しかしネット上の意見を見ていると、「和室いらない派」の意見も多く、和室を取り付けて後悔しているご家庭も多かったです。
今回は新築に和室はいるのか?いらないのか?和室での後悔ポイントなどを紹介していきます。
これから新築を建てる方、家のリフォームを考えている方は是非参考にしてくださいね。
1.和室が「いる派」の意見
新築に和室はいるのか?それともいらないのか?これは難しい問題です。
和室を設置するとなると、それに掛かる「費用」や「面積」も必要となるので悩ましい所ですね。
まずは「和室がいる派」の意見を見ていきましょう。
和室を必要と考える理由は以下のようなもの
・落ち着く
・子供の遊びや昼寝スペースとして使える
・子供が小さい間は寝室として使える
・家事が行える
・来客用として
・高齢になったら寝室として使える
和室が必要と考える理由1:落ち着く
「日本人であれば和室が欲しい。」
「和室は落ち着く。」
日本人の中にはこのように考える方は非常に多くいらっしゃいます。実際に僕自身もそう。
洋室はオシャレで使い勝手が良いけど、ふとした時に和室で寝転びたくなる瞬間があります。畳の匂いはリラックス効果がありますからね。
おそらく歳を取るにつれて、この傾向は強まっていくのだと思います。
若い頃は『和室なんかいらない!全室フローリング最高!』とか思ってたけど最近だんだん『和室もいいよね〜落ち着くよね〜(*´-`)』となってきた。これも歳なのかなぁ
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畳とか和室ってほんま落ち着く。やっぱ畳の部屋は1つは必要やな。
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和室が必要と考える理由2:子供の遊びや昼寝スペースとして使える
和室はフローリングと違い、床が冷たくないし転んでも痛くありません。子供の遊び場や昼寝スペースとしては絶好の場所となります。
我が家ではリビングに和室がくっついていますが、ソファーで疲れたら和室で寝転ぶのが日課となっています。
小さい子供がいるうちは、気軽にゴロンと昼寝ができたりするのでかなり重宝
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畳って万能だなぁって思うんですよね。夏は涼しく冬は暖かく、子供達が裸足で心地良く過ごせる。和室は寝室にも寛ぐ場所にも勉強する部屋にもなるし、客室にも出来る。主婦の「昼寝の間」でもある。
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和室が必要と考える理由3:子供が小さい間は寝室として使える
我が家でも現在、子供と妻がリビング横の和室を寝室代わりに使っています。
これが本当に便利!
我が家では二階に寝室を作ってあるのですが、子供がいると毎回二階に行き来するのが大変です。
一階の和室を寝室代わりにすれば、朝起きても子供を寝かせておけるし階段を使わないので危なくないです。
乳児であればベッドから落ちるのも心配ですしね。和室で布団を敷いて寝れば、リビングにいながら見れるので安心して寝かせておけます。
そういった意味でも小さいお子さんがいる家庭、これから子供を産む予定がある人には、畳を寝室代わりに使うのはおすすめです。
マイホーム建設予定で和室作る予定です!
子供と一緒に寝る間は和室を寝室にしようと考えてます
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私もベッドで寝たいけど、寝室に赤ちゃん寝るスペースは無くて…ベッドの上に一緒に寝かせるのも怖いし、夜間授乳とかでお湯が必要な時とかは1階の和室の方が便利
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和室が必要と考える理由4:家事が行える
座って作業を行える和室は、家事を行う場所としても適しています。
例えば「洗濯物をたたむ」「赤ちゃんのおむつ替え」「アイロン掛けをする」「洗濯物を干すスペースに使う」など。
和室は使い勝手がよく、ちょっとした事にも使えるので便利です。
「家事室」や「ランドリールーム」はあると便利ですが、面積に余裕がない場合、和室・畳コーナーで兼用するのも良いですね。
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和室が必要と考える理由5:来客用として
和室は来客が来た時に使われる方も多いですね。お茶を飲みながら会話したり、中には来客のゲストルームとしてお泊り用として使っている方もいらっしゃいました。
畳コーナーで来客に備える。
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和室が必要と考える理由6:高齢になったら寝室として使える
二階に寝室があると若い時は良いですが、高齢になった時に行き来するのが大変になります。
一階のリビングに和室をつけておけば、二階に行く必要がなくなるので、高齢になった時の負担がなくなります。
リビング隣接和室がオススメ。
隣接させる事でリビングの広さを活かせるし高齢になっても使える
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2.和室は「いらない派」の意見
続いては「和室はいらない派」の意見を見ていきましょう。
和室を付ける場合は、メリットだけでなくデメリットもしっかり理解する必要があります。そうしないと後々「こんなはずじゃなかった!」と後悔するかもしれません。
和室が「いらない!」と感じる理由は以下のようなもの。
・メンテナンスが大変
・デザイン的な問題
・他の場所を広くしたい
・ダニ、カビ問題
和室がいらないと考える理由1:メンテナンスが大変
そもそも畳は痛みやすく、フローリングに比べてメンテナンスが大変です。表面に傷が増えると、毛羽立ちやささくれが出てきます。
ダニの死骸やほこりがたまるとアレルギーにも繋がります。
裏返して使ったりしますが、畳を新調するのは約10~15年。畳一枚は1万円しないくらいで購入できますが、広いと10万円近く掛かることになります。
だからメンテナンスを考えたら和室もいらないかなって思ってきた。バルコニーやベランダはそもそもいらない。和室じゃなくて、フリースペースでいいのでは?みたいな。畳が欲しけりゃ、今は擬似畳みたいなの売ってるからそれでいいんじゃね?と思うなど。
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和室を使える期間とメンテナンスを考えた時不採用になりました
畳って痛むの早いので。。。
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和室がいらないと考える理由2:デザイン的な問題
現在注文住宅で建てるほとんどの家は、フローリングがメインとなっている洋風のお家です。この家の中に一箇所和室を作るとなると、デザイン面もしっかり考えなければいけません。
和室が浮いたり不自然になる可能性が出てくるからです。デザイン面を気にして和室をつけない家庭もいらっしゃいます。
木目などを使った和モダンなお家であれば問題ないですが、「北欧系のお家」「ヨーロッパ風のお家」などだと合わない可能性があります。
現代の和室にクラシックな(古来)のデザインを用いると、他の部屋との調和が難しいです…
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和室がいらないと考える理由3:他の場所を広くしたい
人によっては和室のメリットが感じられず、「それくらいなら他のスペースを広くしたい!」という意見もありました。
具体的には「リビングを広くしたい」「収納を増やしたい」「ランドリールームが欲しい」などなど。
広いお家であれば問題ないですが、必要最低限の広さであれば、もっと他にも優先すべき場所があるかもしれません。
新居の間取りはこれをベースに考えようと思ってるー
でも和室はいらない〜。その分収納にあてたいなぁ。
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しかしはっきりしてるのは和室はいらないってことと、自分には日当たりが重要でリビングは広い方がいいってこと。
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和室がいらないと考える理由4:ダニ、カビ問題
和室は畳に湿気がたまりやすく、ダニやカビが発生しやすいので注意が必要です。
特に新築の間は畳が湿気を吸収しやすいため、定期的な換気が必要となります。
カーペットや家具など、できるだけ畳の上には物を置かない方が良いです。日頃から窓を開けるなどして換気も行いましょう。
新築の家ですが、和室を使っていないせいかカビたかもしれません。しかも、畳の上を零点何mmほどのダニ?が這っていて、何度も掃除機してますが、また現れます
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和室いらないなあ。
メンテナンス大変そうだし。ダニわくし。全部フローリングが好ましい
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ついにダニ獲りロボと畳に刺すダニアースを購入。明日刺しまくってやるわ!! 今朝2人とも手足にひどい数の噛み跡を発見し、また憂鬱な気分に…。和室の畳しか考えられない。新築5年以内の畳には繁殖しやすいんだってー
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3.和室のよくある後悔ポイント
続いては、和室でよくある後悔ポイントをご紹介します。
和室をつけたのは良いけど、「こうすればよかった!」「これは必要なかった!」などの失敗談を紹介していきます。
・狭くて使い勝手が悪い
・障子をつけてしまった
・小あがりで失敗
・リビング和室が良かった
・日当たりが良すぎた
・収納付け忘れた
・ダウンライトによる失敗
後悔ポイント1:狭くて使い勝手が悪い
和室は広さによって使い勝手が変わってきます。ある程度広さがないと、寝転んだり子供が遊ぶには狭いため使いづらく感じるようです。
仏間として使うなら狭くても良いですが、それ意外の用途があるならば、その用途にあわせて広さを調節するべきです。
リビングに繋がる和室は4.5畳じゃなく6畳ほしかった!お互いの両親に泊まってほしいとき4.5畳って狭い?
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後悔ポイント2:障子をつけてしまった
和室には「障子」「ふすま」が合います。しかし「障子」や「ふすま」は破れやすく、小さな子供やペットがいる家庭にはあまり向いていません。
我が家はふすまは採用したけど、障子は子供に破られそうな気がしたので止めました。
和室にあう扉やカーテンを選べば、全然オシャレにまとまります◎
和室の障子の張り替え。
うっかり家を建てる時に凝ったデザインにしてしまったせいで自分で張り替えるのが難しいので業者を呼んで見積り
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障子やふすまを採用する場合は、「破られても張り替えればOK!」「いい思い出」と思える人が採用するべきかな?と思います。
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後悔ポイント3:小あがりで失敗
リビングに和室を設ける場合、「フラットタイプ」と「小上がりタイプ」があります。上記の写真は小上がりタイプ。
タイプによって使い勝手が異なります。
「小上がりタイプにすれば良かった!」
「フラットタイプが良かった!」
といった失敗談も多かったです。
小上がりタイプのメリットは以下のようなもの。
◯段差の下に収納が付けられる
◯見た目がオシャレになる
◯小あがりで失敗
◯段差に座れる
◯リビングとの区切りを作れる
反対に小上がりタイプのデメリットは以下。
×つまづきやすい
×リビング全体の空間が狭く感じる場合がある
×ルンバで掃除できない
×段差から落ちる危険がある
小上がり和室にはメリットデメリットが存在するので、しっかり理解した上で取り入れましょう。
旦那が昼寝は畳で横になりたいと言うので、小上がりにしたけど、フラットにしたら良かったと後悔
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リビング横の和室を小上がりにして収納にすればよかった(しなくて後悔)
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後悔ポイント4:リビング和室が良かった
和室には「リビング和室」と「独立した和室」があります。最近多いのは「リビング和室」ですね。
このようにリビングの一角に和室がつけられたデザインです。
リビング和室は非常に使い勝手が良いです。「リビングに和室を付ければ良かった!」といった失敗談も多いですね。
和室は独立させてしまったし後悔!
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後悔ポイント5:日当たりが良すぎた
日当たりが良すぎる和室だと、畳が日焼けして色褪せるので注意しましょう。大きな窓も日光が入りすぎる可能性があるので気をつけたいですね。
日焼け対策としては、和紙畳を使ったり、遮光のカーテンを使うのがオススメです。
後悔ポイント6:収納付け忘れた
和室には収納があると便利です。お布団や座布団を入れたり、子供のオモチャなどを片付けることができます。
家づくりの後悔はいくつかあるけど、一番の失敗はトイレの空間にこだわって隣接してる和室の押入れを小さくしてしまったことかもしれない…他の収納はまだしも押入れはあかんやろ…布団が入らないww
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今住んでる家、洋室に押し入れがなくて和室が押入れ一つと納戸だけなんだよね・・・むっちゃ不便で後悔してる。わしょさんのおうちは収納たくさんあるの?
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後悔ポイント7:ダウンライトによる失敗
和室の照明にはダウンライトはオススメしません。これは我が家での失敗ですが、ダウンライトをつけてしまったせいで、寝転んだ時に非常に眩しいです。
詳細は下記の記事で書いているのでチェックしてみて下さい。
あとはダウンライトがカッコいいので、うちはほとんどそれでやりましたが、それも後悔がいくつか。まずキッチンのとこはよかったのですがソファの真下と和室のダウンライトは失敗でした。けっこう眩しくて、調光できるよう追加工事したので10万くらいあとからお金かかりました。
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和室で寝っ転がりたいなら、ダウンライトじゃない方がいいですよねぇ。眩しいもん
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4.まとめ
以上です。今回は新築を建てる時に和室がいるのか?いらないのか?についてと、和室を作ったときの後悔ポイントなどをご紹介しました。
新築時に和室をつけるかどうかで迷う方は、非常に多くいらっしゃいます。各家庭にライフスタイルや好みによっては変わってくるので、一概に必要なのかは言えません。
一つ言えるのは、我が家のように小さな子供がいるorこれから生まれてくる場合には、和室があると非常に助かります。
反対に夫婦二人暮らしなのであれば、和室の必要性はそこまで高くありません。このように家庭によって必要性は変わってきます。
是非今回の記事を参考にして、和室が必要なのか検討してくださいね。