新築マイホームを建てる前に、まずは「土地」を探す必要があります。土地って一生ものだから、ある意味「建物」以上に重要です。
今回は新築マイホームの土地で失敗・後悔するケースをご紹介したいと思います。
これから土地探しを行う方、現在土地探しを行っている方は是非参考にしてくださいね。
1.新築マイホームの土地で失敗・後悔するケース9つ
マイホームを建てる前に、まず土地を購入する必要があります。この土地選びが非常に難しい・・・。
我が家でも土地選びにはかなり時間を要しました。
土地購入において需要なのは、失敗例や後悔した話を前もって知っておくこと。
そうすることで土地を購入した後に「買わなければ良かった!」「こんなはずじゃなかった!」という事態を防ぐことができます。
マイホームの土地は、一生に一度の大きな買い物です。絶対後悔だけはしたくないですよね。
それではさっそく「新築マイホームの土地で失敗・後悔するケース。」を見ていきましょう。
・予算オーバー
・利便性が悪い
・日当たりが悪い
・水はけが悪い
・災害が多い
・変な人が住んでた
・騒音問題
・悪臭トラブル
・害虫問題
土地で失敗・後悔するケース1:予算オーバー
土地購入で予算オーバーしてしまうのはよくある話。土地には土地代だけでなく、「仲介手数料」「不動産取得税」「司法書士費用」など、様々なコストが発生します。
例えば「1000万円以内で土地を購入する!」と決めている場合、そのまま1000万円の土地を探す人が多いです。しかし、これではその他のコストが上乗せされれば、完全に予算オーバーとなります。
土地購入では、大体土地代金の5%~10%くらいは経費でかかると考えておきましょう。1000万で土地を購入したいなら、900万円~950万円くらいの土地を選んで下さい。
こうすることで予算オーバーを防ぐことができます。
ほんとモヤモヤ。契約しなきゃよかった。旦那も営業と喧嘩してまであのHMがいいのかな考えている。土地改良で結果予算オーバー
出典:https://twitter.com/
土地がすでに予算オーバーだったので家のほうは建てられれるだけで良いと、諦めてました。
出典:https://twitter.com/
土地で失敗・後悔するケース2:利便性が悪い
土地選びでは利便性が重要です。
安いからといって利便性の悪い立地を選んでしまうと、後から後悔するケースが多いです。
小さな子供がいる家庭であれば、「保育園」「小学校」「中学校」までの距離は重要です。
他にもスーパーやコンビニなどの商業施設、病院、銀行、郵便局、駅、バス停なども近くにあると便利です。
今は車がメインでバス停や駅を使わなくても、子供が高校生になればバス停や駅を使うかもしれません。
このように、将来の事まで考えて土地選びをするべきです。
個人的には実家の近くに家を建てると、何かと手伝ってもらえるので便利だと感じました。
購入した土地になかなか馴染めずにいたこと、利便性が悪く、後悔があった。加えて、転職し、通勤距離が長くなったので、売却を決断した。
ローン残高がかなりあったので、売却で不足分がでないか不安があった。
出典:https://ieul.jp/column/articles/204/
私のマイホーム後悔は
めったに電車乗らないのですが
最寄り駅まで歩いて15分かかることです…😭
酔っぱらって駅から家に歩いて帰るときは30分かかります…
出典:https://twitter.com/
土地で失敗・後悔するケース3:日当たりが悪い
日当たりが悪い土地は、「家の中が暗くなる」「シロアリが発生しやすい」「ジメジメする」「苔やカビが生えやすい」などデメリットが多いです。
隣に大きな建物があったり、隣接する建物との距離が近すぎる場合は、日が当たらなくなる可能性があるので注意。
隣が空き地の場合は、後から大きな建物が建ってしまい、影ができて日当たりが悪くなるケースもあります。
土地選び失敗したなとは思ってるけど…。全区画で1番日当たり悪いから。
出典:https://twitter.com/
東京圏で2500万程度の狭小土地に建つ戸建も、買ってからしばらくして絶対に後悔してくる。土地が狭く日当たりが超悪いし、5~10年で建物が歪んでガタがくる。
出典:https://twitter.com/
土地で失敗・後悔するケース4:水はけが悪い
水はけが悪い土地にも注意して下さい。
強い雨の時に家の周りが水溜まりだらけになるような土地はNG。
あらかじめ土地の購入前に、強い雨の日に土地を見ておくと水はけ状態を確認しておけます。
私の知人の話ですが、豪雨の際に知人のエリアだけ増水し、床上浸水。新築マイホームが地獄絵図だったそうです。そのエリアはその周りと比べ海抜がやや低く、豪雨の際には周りから水が集まって来るんだとか。
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1217459337
家の前水溢れてやばい
水はけ悪いのよねーーー
浸水しちゃったらどーすべ。
出典:https://twitter.com/
土地で失敗・後悔するケース5:災害が多い
災害が起きやすい土地だと後から知って、後悔するケースもあります。
特に大きな「山」「川」がある土地は当たり前ですが災害が起きやすい。
ネットには国土交通省が地域別に「ハザードマップ」を公開しているから、土地の購入前に必ず確認しておきましょう。
今朝の新聞に南海地震の災害予想が掲載されていました。
我が家は、広島県福山市曙町で新築2年です。
ここは浸水危険地域となっており、いまさらながら
なぜ、こんなところに家を建ててしまったのだろう・・・と後悔しています。
出典:https://realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/1084699610/
土地で失敗・後悔するケース6:変な人が住んでた
隣人問題で後悔するケースもありますね。例えば「夜中隣の家から奇声が聞こえてくる。」「隣人からクレームばかり付けられる。」などなど。
土地の購入前に可能ならば、不動産会社やハウスメーカーに周辺の事情を聞いておくと良いかもしれません。
あとは小さい子供がいる家庭であれば、同じような家庭が住んでいる土地を選べば失敗が少ないです。
ものすごく後悔してます。
隣人は大人になりきれない頭が悪い人で仲は最悪ですよ。
出典:https://realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/1244538367/
今、新築を建築中です。
建築中といっても基礎工事に入る手前で工事を中止してもらっています。
原因は隣人(女性)です。地鎮祭の後、挨拶に行ったらとても非常識な態度を取られました。
明日から工事に入らせていただきます。という内容のあいさつに
「だからなんなんですか?」
「あっそうですか、ごくろうさま!!」となぜかキレ気味に言われてすごい不機嫌そうに玄関に入ってしまいました。
出典:https://realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/1244538367/
土地で失敗・後悔するケース7:騒音問題
騒音問題は結構よく起きるから注意して下さい。
騒音には様々な種類があります。
・線路の電車の音
・大きい道の車の音
・学校のチャイムや子供の声
・公園の子供の声
・コンビニの人の声
・土木会社の工事の音
うるさい場所って結構ストレスになります。音に敏感な人は注意しましょう。
マイホームを購入して1週間になります。新築一軒家です。 とても後悔しています… 近くに工場が多々あり、トラックの通りが多く、騒音と家の揺れがストレスになり眠れない日々が続いています。
出典:https://realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/14195889919/
マイホームを買って一年。
隣の家は開放的な家庭で夏場は窓を開けてるので会話が丸聞こえ。夫婦揃って声がでかい。子供の遊ぶ声もうるさい。
近所の子供も夕方になると集まって来て、家の前(マイカーあり)の道路で遊ぶ。休日は庭でバーベキューもやる。
出典:https://twitter.com/
土地で失敗・後悔するケース8:悪臭トラブル
悪臭トラブルは「工場」などが近くにあると起こりやすいです。
工場地域に家を建ててしまうと、後から工場が建つ恐れがあるので注意。
マイホーム建てる予定のゴミ捨て場
管理がされてなくって、ゴミ違反がずっとある。
悪臭もコバエ大量
最悪だー
出典:https://twitter.com/
土地で失敗・後悔するケース9:害虫問題
「田んぼ」「森」「川」などが近くにあると害虫が出やすいです。ムカデやヤスデ、クモなどが多発する場合があります。
気にならない人は良いですが、虫が苦手な人であればストレスに感じます。
カエルの鳴き声がうるさい、といった苦情もよく聞きます。
一軒家を買って
近くに山があり虫が多くて買い換えたいと後悔しています
出典:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10200412250
2.土地購入で後悔しないための注意点
続いては、土地購入で気をつけるポイントをいくつかご紹介します。
・たくさんの土地を比較する
・優先順位を決めておく
・土地の下見に何度も行く
・情報は集められるだけ集める
・ハザードマップを必ず確認する
・近所の人に話を聞いてみる
土地購入の注意点1:ネットを使いたくさんの土地を比較する
土地購入で失敗しないためには、まず何よりもたくさんの土地を見て決める事が大切です。
比較検討する土地が多ければ多いほど、よい土地にも巡り合いやすくなります。
上記の2つでは、比較検討できる土地の母数が圧倒的に違ってきます。
そもそも土地探しを依頼する不動産会社の数が少ないと、良い物件にはなかなか巡り会えません。
ネットを使えば簡単に10社20社に依頼をかけることが出来ます。
土地購入の注意点2:優先順位を決めておく
土地選びでは、何を基準に選ぶのか優先順位を決めておくと良いです。「利便性が良い場所がいい」「安い土地がいい」「広い土地がいい」など考え方は様々です。
特に夫婦で土地を選ぶときは、お互いに「これだけは絶対引けない条件」を出すようにしましょう。そうしないと条件をぶつけあうだけで、いつまで経っても希望の土地が見つかりません。
ちなみに我が家では以下のように条件を決めました。
・価格が1,000万円以下であること
・新しい家が多い住宅地
・子供の学校や病院、商業施設の近く
・実家の近く
僕はお金を出す立場だったので、建物のことも考えて土地の費用は1,000万円以内。後は新しい家が並んでいる場所を条件としました。
妻は子供のために「学校」「病院」などが近くにあること、買い物のことも考えて大きいデパートの近く、後は実家が近いという利便性を一番重要視しました。
お互いの優先順位をつけておくと土地が見つかりやすかったです。
土地購入の注意点3:土地の下見に何度も行く
土地の下見には1度だけでなく何度も行って下さい。天気が良い日、雨の日はもちろん、朝や夕方、夜など違う時間帯に見に行くことも大切です。
天気が良い日に行けば「日当たり」を確認できます。雨の日に行けば水はけの状態を確認できますね。昼間は静かに感じても、朝や夕方は交通量が増えてうるさい場合も考えられます。
時間帯や天気が違うだけでもガラリと変わる場合があるので注意しましょう。
土地購入の注意点4:ハウスメーカーや不動産会社に話を聞く
当たり前ですがハウスメーカーや不動産会社には、必ず土地について気になる事は全て聞いておきましょう。
「近所に変な人は住んでいないか?」「騒音問題は大丈夫か?」などなど。
僕の場合は分譲地で、その辺り一体を同じハウスメーカーが担当していました。ですのでハウスメーカーに聞けば、周囲にどのような人が住んでいるのか調べることができました。
土地購入の注意点5:ハザードマップを必ず確認する
ネットには国土交通省が地域別に「ハザードマップ」を公開しているので、土地の購入前に必ず確認しておくことをオススメします。
ちなみに僕が購入した土地は、大きな川が近くにありハザードマップでは洪水時には危険地帯となります。
ここは妥協するしかなかったため妥協しましたが、「水害の保険に入る」「雨が強い日には水位をネットでチェックする」この2つで対処しています。
大きな川だと最近ではネットで水位を調べられるので便利です。
土地購入の注意点6:近所の人に話を聞いてみる
近所の人に話を聞いてみるのもオススメです。近所の人であれば、周辺のことには詳しいはずです。
「マンションが隣にできるらしい・・」「雨が降ると近くの川が氾濫しそうになっている」など情報を得られるかもしれません。
近くに飲食店やコンビニがあれば、お店の従業員の人に話を聞いてみるのも良いですね。
土地購入の注意点7:土地の購入前に建築士に相談する
土地を購入してから、ハウスメーカーを決めて建物の相談をする人が多いですがこれはNG。
一番良いのはハウスメーカーを先に決めてから、マイホームの相談をして、それにあわせて土地選びを行うのがオススメ。
土地を先に決めてしまうと、その土地に合わせた建物しか建てられなくなります。
「こんなマイホームが欲しい!」というのを明確にしてから土地選びをすれば、土地での失敗を減らすことができます。
3.まとめ
以上です。今回は新築マイホームの土地で失敗・後悔するケースをご紹介しました。
土地の購入は一生に一度の大きな買い物です。建物以上に気をはり、失敗や後悔のないようにしたいですよね。
今回紹介した失敗例は割と頻繁に起こるものです。土地の購入前に頭に入れておくことで、同じような失敗を防ぐことができます!
もちろん全てが完璧な土地に巡り会うのは難しいかもしれませんが、優先順位をつけて納得のいく土地を購入して下さい。