新築のキッチンには「IH」「ガスコンロ」どちらがオススメなのか?我が家は今年注文住宅を建てて、遂にIHデビューしました!これまでガスコンロを使っていたので、どちらも使ってみて感じた感想などをご紹介したいと思います。
「IHにした方がいい!」
「IHは便利!」
「料理に拘りたいならガスコンロ!」
このように「IH」と「ガスコンロ」には様々な意見があります。
新築にはIHかガスコンロどっちがオススメなのか?実際に導入して「◯◯にしなければ良かった!」「やっぱり◯◯が良かった」といった後悔も意外と多いです。
今回は実際に使ってみて感じたIHのメリット・デメリットを中心に、ガスコンロとの比較などもご紹介していきます。
これからIHを新築に取り付けようと考えている人は、是非今回の記事を参考にしてくださいね。
1.IHとは?
IHとは日本語訳すると「電磁誘導加熱」という意味。トッププレートの下で、電熱線(でんねつせん)の抵抗によって発生する「熱」を使って調理します。
熱を出す効率が良く、エネルギーのロスが少ないのが特徴の一つです。
IHコンロの普及率は年々高まっており、現在では全体の25%程を占めていると言われています。新築を建てる家では高確率で、「IH」を導入する家庭が増えています。
IHは人気が高いですが、ネット上にはIHを導入して後悔している方も多くいらっしゃいました。
2.「IH」や「ガスコンロ」に関する後悔
さっそく新築で「IH」や「ガスコンロ」を採用して後悔した話を見ていきましょう。
各家庭によってキッチンに求めるものは違います。大切なのは自分のライフスタイルにあったものを選ぶこと。
IHで後悔した話
まずはIHを新築に取り入れて後悔した話から。
わかる…めっちゃそこだけが嫌なんよね…
まずチャーハンがクソになるのが許せん。
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ぶっちゃけ料理はIHよりガスで作った方が旨い。本当にコンロだけはガスにすれば良かった…。
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我が家では新築時にIHのクッキングヒーターを取り付けました。安全で掃除がし易いという理由で、今まで慣れ親しんだガスコンロをやめました。
ただ、使ってみて分かった不便さが多数。特に料理にこだわりのある方や、毎日料理を作らなければいけない主婦(主夫)の方々には、ガスコンロから切り替える前に是非知ってもらいたいと思います。
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IHで焼いた魚はまずくて食べれたもんじゃない・・・
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IHクッキングヒーターにして後悔している。仕様なのか、鍋やIHなどに原因があるのか… 昨年新築し日立製のビルドインIHにしたのですが、使い勝手が悪くガスの方が良かったと思うことが毎日です 。
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うちもガスにすれば良かったと思いました。IHも安全だし、良いのですが火の通りも違うし、なんか野菜が美味しい気がしました。料理好きがガスを選ぶわけだなーと。
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IHを導入して「後悔した!」と感じるのは、ほとんどが料理での不満でした。「IHで焼いた魚がまずい」「料理がしづらい」etc…
やはりIHはガスコンロに比べると、味が落ちるようで、料理に拘りがある方には不向きなようです。
ガスコンロで後悔した話
続いては、ガスコンロを新築に取り入れて後悔した話。
ガスコンロしか使った事ない環境だったから新築もガスコンロなんだけど友達が物凄くIH推してくるから工事頼もうか悩んでる…
IHはお掃除とか簡単そうだしデメリットを誰か教えてくだパイ
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時代錯誤と言われながら新築にガスコンロを採用して1年。感想と言えば、もうIHにチラシ的に勝てる言葉はないなと思った。掃除は本体と周囲含め大変だし、磨いても汚れが取れきれるわけじゃないし、機能はもちろん、火力すらIHが勝ってると思われる。光熱費もIHのおよそ倍(基本料いれると)。
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ガスコンロ以外と高い
IHコンロにして
家オール電化にすれば良かったかな
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ガスコンロを重曹でガシガシするたびに、IHのフラットにすれば良かったと悔やみます。
疲れました。晩ご飯はお鍋でいいや。
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ガスコンロで「失敗した!」と感じるのは、掃除やコスト面での不満でした。
「ガスコンロは掃除が大変!」「月々のコストが高い!」などなど。
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Bさん「ガスコンロからIHに変更したい!」
Cさん「キッチンのリフォームっていくらぐらい掛かるのか?」
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3.IHのメリット
続いてはIHのメリットを見ていきましょう。僕が実際に使ってみて感じた、IHを使うメリットは以下のようなもの。
・掃除しやすい
・安全
・タイマーが使える
・部屋が暑くならない
・火力の調整がしやすい
・光熱費が安い
・換気扇が汚れにくい
一つずつ詳しく見ていきましょう。
IHのメリット1:掃除しやすい
IHはとにかく掃除が楽です!
表面は平らなトッププレートなので、調理後もサッと拭き取るだけでOK!調理しても「焦げ」が全くつかないので、布巾やペーパー類で拭き取れば綺麗になります。
トッププレートはガラスで作られているため、濡れた布巾で拭けば、ほとんどの汚れが取れます!
それとトッププレートの周囲は少し高くなっているため、鍋などから「吹きこぼれ」が出てもトッププレート内で収まります。
IHのメリット2:安全
IHは火を使わないので安全です。特に小さな子供がいる家庭の場合!
子供は走り回ったり興味本位で何でも触ろうとするので、火を使っていると本当に危険を感じます。以前マンションに住んでいる時も、火を使っていて何度もヒヤッとする事がありました。
もちろん加熱されるには変わりないのでIHも100%安全ではないですが、事故に繋がるリスクは多少なりとも抑えられます。
それと、ガス漏れによる「一酸化炭素中毒」などの事故も起こらないですね。
IHのメリット3:タイマーが使える
IHではタイマー機能が標準で搭載されています。タイマーを使えば料理中にその場を離れる事も可能です。
「肉じゃがを1時間煮込みたい!」
「魚を弱火でじっくり焼きたい!」
こういう場合ですね。
タイマーを使って調理すれば、勝手に火が消えてくれるので、うっかり火の消し忘れにも繋がります。
IHのメリット4:部屋が暑くならない
IHは火を使わない為、周囲の温度が高くなりません。
キッチン全体の気温が上がらないため、夏場は「暑さ」に苦しむ事もありません。電気で熱を発生させているため、IHの周りは温度がほとんど変わりません。
IHのメリット5:火力の調整がしやすい
IHはボタンを使って火力調整を行います。下の写真のような感じです。
ボタンで調整できるため、火力の微調整が必要なく、慣れていけば「目玉焼きは赤点灯が3つくらい!」「お肉に焦げ目を付ける時は赤点灯が5つくらい!」と感覚で分かるようになっていきます。
IHのメリット6:光熱費が安い
一般的に「IH」を使う場合、オール電化にする家庭が多く、1ヶ月の光熱費は安くなるケースが多いようです。
実際に我が家でもマンションに住んでいた時はガスコンロ、新築ではIHでオール電化になりました!
光熱費を比較してみると、思っている以上に安くなりました。
・マンション(電気+ガス) 電気代15,000円/ガス代15,000円
・マーホーム(オール電化) 電気代20,000円
※夏場の算定
感覚的にオール電化にして、光熱費が三分の二くらいになったかなーという感じです。
ただネットを見ていると、単にガスコンロからIHにするだけでは、そこまで大きく光熱費の削減には繋がらないみたいです。オール電化にする事で、これだけの節約に繋がりました。
IHのメリット7:換気扇が汚れにくい
IHは電気を使って熱を出すため基本的に「燃焼」しません。燃焼しないという事は、料理中でも上昇気流が発生しないため、換気扇が汚れにくいです。
ちなみに我が家では、3ヶ月に1回程度換気扇のフィルターの掃除を行ないます。もちろん全く汚れない訳ではなく、フィルター部分も油汚れは多少付いています。
ガスコンロに比べると、かなり汚れづらいです。
IHのメリット8:温まるスピードが早い
IHは一見すると料理を温めるのに時間がかかりそうですが、実際には料理が温まるまでのスピードがかなり早いです!
出典:https://www.mikado-sc.co.jp/minnanodenki/column/entry-2403.html
こちらの記事を見てみると、「IH」と「ガスコンロ」でお湯を沸騰させる早さの実験を行なっていました。
結果としてはIHは1分57秒、ガスコンロは5分40秒かかっています。
IHめちゃくちゃ早いですね。
4.IHのデメリット
続いてはIHを使うデメリットをご紹介します!
・調理器具が制限される
・割れやすい
・鍋を振れない
・停電で使えなくなる
IHのデメリット1:調理器具が制限される
IHで料理する場合、IH対応の表記がある調理器具以外使えません。
「鉄」「ステンレス」の調理器具は使えますが、「アルミ」「銅」「ガラス」「セラミック」などで作られた調理器具は使えない事が多いです。
これも鍋底に「磁石」が付いているか付いていないかによって変わるので、購入前にしっかり確認しておきましょう。「IH対応」と記載されていればOKです。
ちなみに我が家ではニトリで調理器具をよく買いますが、マンションのガスコンロで使っていた物は、そのまま全部使えています。
IHのデメリット2:割れやすい
IHのトッププレートはガラスで作られているため、衝撃によって割れる事があります。
例えば、
「鍋をIHに落としてしまった。」
「料理中に誤って鍋をIHにぶつけてしまった。」
「換気扇の掃除をしている時に割ってしまった。」
このようなケースですね。
IHが割れると火災の原因にもなるので、すぐに修理する必要があります。
IHのデメリット3:鍋を振れない
IHは基本的に、鍋をトッププレートに付けておかなければ熱が伝わりません。
ですので「炒め物」のように鍋を振る料理には向いていません。
鍋を振るにしても、先ほども言った通りトッププレートはガラスで作られているため、ぶつけないように慎重に行う必要があります。
この辺も料理好きからは敬遠される理由だそうです。
IHのデメリット4:停電で使えなくなる
IHは電気を使うため停電時には使用できなくなります。
例えば「地震」「台風」「雷」などで停電してしまった時。ガスコンロであれば、お湯を沸かしたり料理も作れます。
しかしIHの場合は何もできなくなります。
5.IHとガスコンロの比較
続いてはIHとガスコンロの比較について。マイホームに取り付ける場合は「IH」「ガスコンロ」のどちらかです。
僕は完全に「IH」一択ですが、ガスコンロを選ぶ方も大勢いらっしゃいます。これは自分に合ったもの、調理の時に求めるものを選ぶべき。
・掃除、お手入れ面
・料理面
・安全面
・災害面
・コスト面
IHとガスコンロの比較1:掃除、お手入れ面
掃除やお手入れ面で見れば、圧倒的に「IH」に軍配が上がります!
掃除が苦手な人、コマメに掃除するのが面倒に感じる人には、IHをオススメします!まさしく我が家です。
IHはやっぱり手間がかかりません。ガスコンロってすぐ「焦げ」が付くので、定期的に洗わなければいけません。しかも汚れがこびり付くと、ゴシゴシ洗っても全然取れない!
鍋があふれた時なんか最悪です。中の細かいパーツを取り出して、一つ一つ手洗いしなくちゃダメですからね。
さらに、ガスコンロは火を使うので、油汚れが上昇しやすく換気扇もすぐに汚れます。
その点「IH」はトッププレートは濡れた布巾でササッと拭くだけで綺麗になるし、換気扇もガスコンロほど汚れません。
あとIH選ぶ時は黒系のトッププレート選んだ方がいいです。白だと汚れが目立ちますが黒だと一切気になりません。
IHとガスコンロの比較2:料理面
料理面で言えば「ガスコンロ」に軍配が上がります。
最近ではIHが主流になっていますが、そんな中でガスコンロを選ぶ方は「料理好き」がほとんどです。
IHの場合は、煮込み料理がおいしく出来る「土鍋」が使えなかったり、見た目がスマートで軽いアルミのフライパンもNGです。ガスコンロであれば、どの調理器具も基本的に全て使えます。
調理器具だけでなく、火の伝わり方や焦げ具合など、細かいポイントで料理好きはガスコンロを好む傾向があります。
あとは鍋を動かしたり振ったりできるので、ガスコンロは料理をしていても「楽しい」と言われます。
IHに関して言うと、「熱が伝わりやすいので、料理がすぐに温められる。」「タイマーで料理ができる」というメリットを持っています。
IHとガスコンロの比較3:安全面
安全面で言いますと、IHに軍配が上がります。
やはり火やガスを使わないので、「火災」「ガス漏れ」のリスクがなくなるからです。
とは言ってもIHにも危険性はあります。IHは「火」のように目に見えないから、トッププレートや鍋を触ってヤケドしてしまうケースもあります。
どちらも加熱する以上多少の「危険」はありますが、IHの方が安全面では優れています。
IHとガスコンロの比較4:災害面
災害面で考えるとドローかな、と感じます。
まずガスコンロは停電しても火が使えるのが最大の魅力です。仮に災害時に電気が止まっても、ガスが使えればお湯を沸かしたり料理もできます。IHは何もできない。
でも地震などの災害時にガスコンロは火災に繋がる場合があります。その点IHは火災には繋がらない。
どちらも災害時には良い面、悪い面が存在します。
IHとガスコンロの比較5:コスト面
コスト面で言えば「IH」の方がお得だと思います。ただしこれはオール電化にすることが前提の話です。
初期費用についてはガスコンロの方が安いと言われています。さらに単純な「ガスコンロを使った場合のガス代」「IHを使った場合の電気代」だけを比較すると、大して違いはありません。
でもオール電化にする事で、エコキュートの熱を利用したり、安い深夜電力で夜の間に蓄熱などができるようになるので、結果的に電気代を節約できます。
ガスの基本使用量が無くなるのも大きいですね!
我が家では、オール電化にしてから光熱費が三分の二くらいまで減りました。
これは非常に大きいです!
6.まとめ
以上です。今回は「IH」や「ガスコンロ」の後悔した話や、IHのメリットとデメリットなどについてご紹介しました。
我が家はマイホームを建ててIHを導入しましたが、現在半年ほど利用してみて「IHにして良かった!」と今の所は言い切れます。
やっぱり掃除が楽だし子供がいても危なくないのは大きい。
IHを導入して後悔するのは、「フライパンが振れないのはストレス!」「IHで作った料理はおいしくない!」と言った料理面で不満を感じる場合です。
各家庭によって「合う・合わない」がありますので、自分の家庭に合った物を選ぶのが一番です!